★[オカルト] ◇ 心霊ちょっといい話 ver.5 ◇

オカルト板より「◇ 心霊ちょっといい話 ver.5 ◇」

テレビではよく心霊特集が組まれますが
その殆どが怨霊だとか、自縛霊などの類で
殆ど怖がらせたりするものだったりします。
しかし、霊と言うものはそういうものばかりではないようです。
このスレは心霊に関するちょっといい話を語るスレです。

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1 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/22 05:21
本当にあった話はもちろん、ネタでも趣旨違いでなければOK。
細かい事は気にせずマターリ進行
電波は「電波・お花畑」でがんばってね。ここは板違い。
鯖落ち後の新スレということで、マターリ行きましょう!

◆◇心霊ちょっといい話◇◆(行方不明です…)
http://piza.2ch.net/occult/kako/981/981981363.html
◆◇心霊ちょっといい話◇◆PART2
http://piza2.2ch.net/occult/kako/988/988651605.html
◇ 心霊ちょっといい話 ver.3 ◇
http://curry.2ch.net/occult/kako/1002/10023/1002357757.html
◇ 心霊ちょっといい話 ver.4 ◇
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi?bbs=occult&key=../dat9/1025267410


11 :大好き :03/05/22 23:05
私が15歳の1月。受験を目の前にして、深夜から朝まで受験勉強を
していたとき。机の上においてあった参考書が触ってないのに
急に落ちた。溜息をついてそれを拾いに机の下にもぐったとき、
それが起こった。

1995年1月17日5時47分。
私の住んでいた地方は戦後最大の地震に襲われた。
ものすごい地響きといろんなものが壊れる音を机の下で聞いていた。
しばらくして揺れが収まり、机から這い出すと
机の向かいにあった窓ガラスが椅子の背もたれに刺さり、
机の上はガラスと倒れてきた本棚でぐちゃぐちゃだった。
わたしは拾った参考書をみて、驚いた。

参考書だと思っていた本は、祖父母に前日買ってもらったばかりの
日記帳。



12 :大好き :03/05/22 23:05
鍵付きで革張りの、ちょっと高価なものがクラスで流行っていて、
私も例に漏れず欲しくなり
(今となってはどうして欲しかったのかもわからないけど)
買ってもらったものだった。
「あれ?」とおもって中を開くと、最初のページに

「生きていることをただ感謝し、毎日を大事にせよ」と
僧侶だった祖父の達筆な言葉が書かれていた。

はっと我に返ったとき、母が血相を変えて私の部屋に来た。
机の下で丸まっている私を見て、無事な姿に大泣きしていた。

その2時間後。祖父母が地震で亡くなったと叔父からやっと連絡があった。
ところが、亡くなっていたのは布団の上ではなく、二人とも
本堂の仏さまの前だったと言う。

後から聴いた話で、祖父母は、受験前の私のために、
毎日朝5時半ごろから仏様に読経をしてくださっていたのだ。
あの日記帳を落としてくれたのは、祖父母だったのではないかと
おもえてなりません。

そのことがあって、私は受験高校を変更、現在は看護婦をしている。
生きていることを感謝し、毎日を大事にしたい。

日記という名の手紙を毎日日記帳につづり、祖父母に供えて手を
あわせています。
今年で8冊目。


15 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/23 00:30
俺は霊感がまったくないから、どうしても人から聞いた話になる。
これは俺の母から聞いた話。

ふた昔ほど前、俺は保育園に通ってた。ちょいと遠い保育園。
ガキ1人じゃ危なっかしいから、母が自転車の補助席に
俺を乗せて、朝な夕な家と保育園を往復してくれてた。
道の途中にかなり急で長い坂があって、そこでは自転車を降りて、
えっちらおっちら押して進んでくれた。




16 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/23 00:31
ある朝、母はその坂の途中で妙な気配を感じた。
いや、人の気配がするのは当たり前なんだ。だってすぐ後ろに
俺が乗ってるんだから。 
でも、それとは別に、誰かが自転車の後をつけてきてる。
振り向いても、誰もいない。一直線にのびた坂の上に、動くものは
俺と母しかいなかった。
ちょっと進むと、また誰かがついてきてる。
振り向いても、やっぱり誰もいない。
母は首をかしげながら、俺を保育園にとどけて帰った。

家に帰ると電話が鳴っていた。
ほんの数分前に自分の父親、つまり俺の祖父が
息を引き取ったという知らせだった。



17 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/23 01:18
あの気配はおじいちゃんだったのかな、と
母は俺に話した。


18 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/23 23:06
会社で結構いい上司の人がいた。もう転勤していなくなって10年にもなる。
しばらく前に突然夢に出てきて昔みたいにばか話して、最後「じゃーな」
っていってしまった。2日ぐらいして、癌で死んだって聞いた。おれに会いに
きたんだな。なんかうれしいような・・・(合掌)

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なんていい人(霊)なんでしょうか(´Д⊂

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24 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/24 03:31
漏れ今30歳で、19の時から腸の難病を患っていて、11年間で6回手術したんだけど、
2回目の手術の時、凄く身体の状態が悪くて医者から家族に「覚悟しといてください」
と言われたらしい。
で、手術は6時間かかったんだけど、その時不思議な夢を見た。
大きな川があって、そこに大きな橋が架かっている。向こうはかすんで見えない。
なぜか向こうに行きたくてしょうがないんだけど、向こうに行ったらだめな気がする。
で、どうしようか小1時間考えていたら、医者の声で目が覚めた。
後から聞いた話では、手術中にだいぶやばかったらしい…。
今考えたら(((( ;゜Д゜)))ザクグフゲルググってなります。
現在、人工肛門になっていますが、生きているありがたさを実感しています。


27 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/24 08:46
俺の嫁の話です
付き合って一年ぐらいで子供が出来たんです。当時俺23、嫁20。
二人とも結婚する気でした。うちの親も賛成してくれて。
問題が嫁の両親。で嫁さんも家から出してもらえず監禁状態。
それで結果「堕胎」。もう気が狂いましたね、俺。そりゃあ恨みました。
ギクシャクしながらも付き合ってて、三年目に結婚。息子も生まれました。
でもケンカはかなりしてて堕胎した事で八つ当たり。嫁は沈黙。
俺ずっと否定してたんです。受け入れるのが怖くてイヤだった。
そんなんだしうまくいくはずもありません。でも嫁は文句も言わず俺に接してました。
そんなある日、いつものケンカの最中に嫁が俺に言ったんです。


30 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/24 09:05
27の続きです。ヘタで申し訳ない・・・
「アンタが気にすると思って言わんかったけどこないだ夢に
女の子が出てきてん。六つぐらいの可愛い子」
その子がこう言ったらしいのです。
「もう気にせんでええよ。また遊んでね」と。
俺は自分の愚かさに気付きました。なぜ現実から逃げてたのか。
なぜもっと優しくしてやれなかったのか。好きで堕胎なんてするわけないのに・・・
後で聞くとよく息子の隣で寝ているときがあったらしいのです。
ほんまにごめんな、父さん気付いてやれんかった。
これからおまえの母さんと弟守っていくからな!
遠慮せんといつでもおいで!ここはお前の家なんやから・・・
最後に嫁に「スマンカッタ」そして「おおきに!」
長々とすいませんでした。書かずにはいられなくって・・・


34 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/24 17:22
まず初めに、
神戸市某所のマリア様を壊し、神父様に怪我させたのは、俺です。ゴメンナサイ。

震災で両親を失った俺は、荒れました。カウンセリングも告白も効果はなく、
「神の御与えになった試練ですよ」
と言い放った神父様を殴り倒し、教会の備品に八つ当たりもしました。

自傷と暴行を繰り返していたある日、夢を見ました。
気が付くと、大きな平屋の、日本家屋の前に居ました。
門をくぐり、美しい庭を通り過ぎ、玄関に入るとお手伝いさんが、奥へと案内をしました。
広間の中では、沢山の人々が歓談しており、その中に両親を見つけ、駆け寄りました。

母は俺を見ると、今までの俺の行動を叱りました。
父は、母の説教が終わると、笑いながら、
「正しく生きる。何が正しいか悩んだら、自分の心に聞きなさい。
人々が悪と言おうとも、心に素直な答えが、正しい答えなんだよ」
そう言ってから、母と二人で俺を送り出そうとします。
帰りたくないと言う俺に、今度は広間中から
「大丈夫、正しく生きれば、また合える」
「おー、兄ちゃん。またなー」
見知らぬ人々が声を掛け、両親はその声に微笑んでいました。

今の俺は、教会には行かないけれど、安定して暮らしています。


63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/30 13:12
小学生の頃大好きだったばーちゃんが死んだ。
不思議と涙は出なかったのだけど、
ばーちゃんが居ない部屋は何故か妙に広く感じて、静かだった。

火葬が済んだ後、俺は変な気配を感じるようになった。
テレビを見てるとき、トイレに行く途中の廊下、
誰かが俺を見ているようだった。
なんとなく「ばーちゃんだな」と思ったけれど、
そのときは別に気に止めなかった。

次の日、眠りにつこうと布団に入りウトウトしていると
突然金縛りにあった。
金縛りは初めてだったのでかなりビックリしていると
ドアの方から鈴の音が聞こえてきて、だんだんこっちの方に音か近付いてくる。
目を開けるのが怖かったので頑なに目を閉じていたけれど、
目の奥にばーちゃんの姿が見えた。
馬鹿な俺はそのときパニック状態になり
何故可愛がってくれた俺をこんな怖い目に遭わせるんだ、と心の中で
ばーちゃんをけなし続けた。
すると目の奥のばーちゃんは少し悲しそうな顔をして、
鈴の音が小さくなると共に消えていった。
金縛りが解けた後は怖かったので布団に潜り眠った。


64 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/30 13:12
次の日の朝、
なんとなくばーちゃんの部屋に入り
一緒に折った折り紙の鶴などを眺めていた。
昨日の出来事を思い出したりして
ばーちゃんは何がしたかったのだろう等考えていたら
とっさにある事を思い出した。
あの鈴の音。
ばーちゃんの財布に付いていた、猫と鈴の付いたヒモ。
俺はとっさにタンスを開けてばーちゃんの財布を取り出した。
財布の中には少しのお金と、封筒。
その封筒を開けてみると便せんに癖のある字でこう書かれていた。
「甘いものばかり食べていると虫歯になるから控えなさいね
 テレビゲームのやりすぎもほどほどに。
 おばあちゃんいつもお前の事を心配して見守っているからね。
 少しだけどこのお金で何か買いなさい。」
昔の千円札が一枚入っていた。

あのときばーちゃんはこれを渡したくて俺の部屋に来たのだろうか。
そんな事も知らずにばーちゃんを貶した自分。
あのときの悲しそうな顔をしたばーちゃん。

俺はばーちゃんが死んでからはじめて泣いた。


90 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/11 18:08
心霊じゃないけどさ・・・・・不思議は不思議なできごと。

小学校低学年の頃。家の近所に市電、つまりちんちん電車が一両捨てられていた。
原っぱの一角に錆びだらけで放置された車両。今考えてみればちょっと薄気味悪いが、当
時の子供たちにはかっこうの遊び場だった。
子供のよく作る秘密基地、この車両も当然ながら秘密基地化していた。その日、私はひと
りで秘密基地で遊んでいた。いつものメンバーがほかで遊んでいることは知っていたがな
ぜか猛烈にここに来たくなったのだ。
ひとりということで妄想全開で遊んでいると、急にひとりの女の子がはいってきた。同じ
くらいの歳の子だが見たことのない子だった。

そして入ってくるなりこう言ったのだ。
「あっ、ほんとにいた!」
普通、この手の話だとこの女の子が実は……ってなことになるのだが、昨日引っ越してき
たばかりの「生身の」女の子だった。歳も同じ。彼女は続けてこんなことを言った。
「昨日夢を見たの。きれいな女のひとが、古い電車を見つけることができたら友達ができ
る、って言う夢」
夢を信じ、来たばかりで右も左もわからない街で電車を探してまわったそうだ。そんなも
のがあるかどうかもわからないのに。
でも原っぱでほんとうに電車を見つけ、ほんとうに同い年の私を見つけたのだという。
「友達になってくれるよね」
不思議な出会いであるが断る理由はなかった。

彼女とは現在もつきあいがある。
というか……今私の嫁になってます。

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心温まる心霊体験が盛りだくさん。
死んでからも斯くありたいものです…。